矯正治療

一般的な歯並びのお悩み

開咬

奥歯を合わせて上下の歯を咬み合わせた時、前歯部分に隙間ができて、前から見た時に閉じない状態をいいます。

叢生

歯並びが悪い、でこぼこしている、等の症状を言います。日本人に多い症状ですが、歯が大きい、あごが小さすぎるなど、歯とあごの大きさのバランスがよくないことが原因で歯列が乱れる、歯と歯が重なる、犬歯が突き出している状態をいいます。


下顎前突

横から見た時下あごが上あごより前に出ている状態で、受け口、反対咬合ともいわれます。歯がしっかりかみ合わないため、食べ物をかみ切りにくくしっかり咬むことができません。また発音にも影響し、聞き取りにくいことがあります。

上顎前突

上顎や前の歯が突出している状態で、笑った時に歯ぐきが上のほうまで見える場合もこの症状に含まれることがあります。審美的な目的で矯正治療を行いすっきりした口元にされる方も多くいます。

過蓋咬合

前から見た時上の前歯が下の前歯を隠してしまうほど深くかみ合っている症状で、ディープバイトとも呼ばれます。みた目にはわかりにくいので本人の自覚がないことも多く、歯科医院で指摘され気づくこともあります。下の歯が上の歯の歯ぐきにあたって傷ができたり顎関節症につながったりすることがあります。

大人と子供の矯正治療の違い

子供の矯正

小学生や中学生で、成長や永久歯の萌出に対する障害などを取り除くために行う矯正治療です。
乳歯と永久歯が混じった時期の治療で主に成長を利用した治療が第1期治療(6~12歳)歯の1本1本に装置をつけ、歯の根までコントロールして最終的なかみ合わせを作るのが第2期治療(12歳以降~)です。

大人の矯正

アライナー矯正

インビザラインシステムは、歯科矯正理論と米国アラインテクノロジー社独自の3次元画像化技術や、CAD/CAM等の技術を融合させた歯科矯正治療システムです。インビザラインは、透明で取り外しが可能なアライナー型矯正方法のひとつです。コンピューターで精密なシミュレーションを行い、1つのアライナーにつき歯の移動を0.25mm単位で動かすように患者様毎のカスタムメイドで設計されます。治療では、このアライナーを約2週間ごとに新しいものに交換していきます。

マルチブラケット治療

個々の歯にブラケットを装着して、ブラケットにワイヤーを通して個々の歯の位置関係を治す装置です。矯正歯科治療ではもっともよく使われる装置です。

基本的には、金属・プラスチック・セラミック・リンガルの4種類があります。

昔は金属製のものが主流でしたが、近年ではプラスチックやセラミックがよく使われています。また、表側からはまったく見えないリンガルブラケットも注目されています。

インプラント矯正

インプラント矯正の原理は、顎骨や歯槽骨に埋め込まれたインプラントが歯とは異なり歯根膜という組織をもたないため、力を与えてもそれ自体は動ことがないというところにあります。したがって反作用の影響に煩わされることなく、目的の部位まで歯の移動が可能となり、治療目標を確実に達成することができるようになりました。

目立たない矯正治療、見えない矯正装置

目立たない矯正治療とは、コンポジットレジンやセラミックを材料と透明あるいは乳白色の矯正装置を用いる方法です。見えない矯正治療とは、矯正装置を歯の裏側に装着する方法です。